釧網本線の鉄道旅と、弟子屈町の名所・屈斜路湖の地理・歴史などを、旅行初心者の方にもわかりやすく解説してゆきます!
日本一のカルデラ湖・屈斜路湖

屈斜路湖(北海道川上郡弟子屈町)
日本第6位の湖・屈斜路湖
屈斜路湖は、日本で6番目に大きな湖です。
また屈斜路湖は、日本最大のカルデラ湖として有名です。
カルデラ湖とは?
またカルデラ湖とは、前回も解説した通り、火山の噴火で吹き出して凹んだところに、雨などの水がたまってできた湖です。
カルデラは、熊本県の阿蘇山、そしてカルデラ湖は
- 神奈川県・箱根の、芦ノ湖
- 同じ北海道の、洞爺湖
などが有名です。
箱根・芦ノ湖については、以下の記事でも解説していますので、ご覧ください。

日本の湖の大きさランキング・TOP10
2位 霞ヶ浦・茨城県
3位 サロマ湖・北海道
4位 猪苗代湖・福島県
5位 中海・鳥取県、島根県
6位 屈斜路湖・北海道
7位 宍道湖・島根県
8位 支笏湖・北海道
9位 洞爺湖・北海道
10位 浜名湖・静岡県
屈斜路湖と似た名前の「クッチャロ湖」
屈斜路湖と似た名前の湖に、道北の「クッチャロ湖」があります。
クッチャロ湖は、稚内の南東・オホーツク海側の浜頓別にある湖です。
もちろん、両方ともアイヌ語由来であり、語源はまったく同じです。
アイヌ語で「喉口(のどぐち)」
ちなみに「クッチャロ」とは、アイヌ語で「喉口」という意味です。
つまり
- 「沼の水(=川)が流れ出る口」
のことであり、ここからアイヌ民族たちにとって貴重な川が流れ出るわけですね。
屈斜路湖から流れ出る「釧路川」
実際、屈斜路湖からは、釧路川という川が流れ出ています。
釧路川は、以前解説した通り、明治時代に硫黄を運ぶための水運で栄えました。
アトサヌプリ(硫黄山)で取り出した硫黄を運ぶためですね。
また、クッチャロ湖からも「クッチャロ川」という川が流れ出ており、北のオホーツク海へと注いでいます。
屈斜路湖の「クッシー」
屈斜路湖には、「クッシー」という恐竜がいるそうです。
イギリス北部にある「ネス湖」に「ネッシー」という恐竜がいるのと同じですね。
琵琶湖にも「びわっしー」という恐竜がいるそうです(^^;♪
マリオの「ヨッシー」は、「ヨス湖」の出身という設定です。
クッシーは、1970年代頃から多くの目撃証言のある、未確認生物(UMA)です。
屈斜路湖の周辺にある「アイヌコタン」 アイヌ民族たちの暮らす村

屈斜路湖(北海道川上郡弟子屈町)
屈斜路湖の近くには、アイヌコタンというアイヌ民族が暮らしていた集落(村)があります。
コタン(古丹/古潭)とは、アイヌ語で「土地・村・集落」などの意味になります。
アイヌ民族にとって、クマや魚は神様のような存在でした。
アイヌ民族の長い歴史において、こうした動物などを捕まえて食糧にしたりすることにより、アイヌ民族たちは生きていけたわけです。
そのため、魚・クマ、そして(魚釣りができる)川に感謝するという意味でアイヌ民族による儀式が伝統的に行われていたわけですね。
川湯温泉駅を出発 次は摩周・標茶・釧路へ
次回からは、再び川湯温泉駅に戻り、
- 摩周
- 標茶
- 釧路
方面へと向かいます。
今回はここまでです! お疲れさまでした!
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